- 従来よりも2.5〜3.5倍速くなった木材検知のアルゴリズム
- 1時間あたりの検出本数は28万本
顧客基盤の成長に伴って、Timbeterではユーザーの経験を元に絶えず改善しようと努めています。その中でも非常に重要なポイントとなるのは、どれだけ正確に、そして速く木材を検知できるかということです。その結果、大切なアップデートの中でも特に重要なものとして扱っています。
検知に関するアップデートのほとんどは、正確性の改善、もしくは大量の木材を測定する際のスピードアップといったもの通常ですが、こういったアップデートは、その他の機能にはほとんど影響しません。例えば、2018年頭に、後に測定のスピードにおいて大成功を収める、ニューラルネットワークが導入されました。それと同時に、これまで検知が難しかった木材も従来より正確にできるようになりました。同年5月、速いヒンティング・メカニズム(不必要な検知が行われないようにするためのもの)が統合され、これにより、主要な検知アルゴリズムが確実に木材を含んでいない画像の一部分を省けるようになりました。Timbeter側で行った検証では、初期のパフォーマンスでは不利に作用していることが多かったのに対し、正確性が改善されるとほぼ完全にその正確性が維持されるようになりました。

最近また、Timbeterの検知のアルゴリズムが新しく改善されました。これにはハードウェアの性能を良くするはたらきも含まれています。前回のアップデートに比べると、2.5〜3.5倍のスピード改善が見られ、ニューラルネットワークが導入される前と比べると6倍も速くなりました。(スマホではおよそ1〜5秒)速く検知されるようになったので、その性能を実験するべく、ストレステストを行なってみました。
ストレステストを行うにあたって、手持ちのAndroidで最も速いものに200〜300のテスト画像をダウンロードし、アルゴリズムには数字を分解させておきました。結果は非常にいいものでした。131,910本の木材を検知するのに1,698秒、もしくはおよそ28分かかりました。言い換えると、1時間に28万本もの木材を検知することができるようになったのです。木材一つひとつが全て測定され、データがデジタル化されて保存されることを考慮すると、我ながら素晴らしい結果です。これは、手動で測定し、別途で結果をデータ化することと同じことです。速くて1時間に200本測定できることも考えられます。これはかなりのスピードアップです!
Timbeterでは、常に製品の質や特性の改善を図っています。アプリのアップデートは忘れずに、常に最新の状態をキープしましょう! ご質問やご意見はこちらまでどうぞ。