今年、2019年10月22日、例年はなんてことのない平日ですが、5月に最初の即位の礼が行われ、30年の平成が終わり令和になったことで、即位礼正殿が行われる日ということで、祝日になりました。
同日、饗宴の儀も行われたことから、その来客リストにも SNS では注目されていましたが、同じ週にエストニアのケルスティ・カリユライド現大統領も来日していました。もちろん、饗宴の儀にも出席されていました。
さらに、24日夕方には安倍首相とも会談をしたそうです。2017年には安倍首相が来エストニアすることが報じられ、翌年2018年に来られました。そのとき、一般的には、ワーキングホリデー制度導入に関して注目されていました。また、今回の会談では、カリユライド大統領より、台風19号で被災した方々へのメッセージも述べられました。
日本との関係強化と天皇陛下即位の祝儀のために大統領の来日があったエストニアですが、日本(だけでなく他国も)が注目しているのはエストニアの IT・サイバーセキュリティ事業です。さらに、日本はエストニアの e-Residnecy というシステムにも注目しています。これは、e-Residency があると、エストニアの電子国民になれ、日本に住んでいてもエストニアで起業しやすくなるためです。エストニア自体が起業しやすい国であるため、現地にはベンチャー企業が多く存在します。
Timbeter も例外ではありませんが、Timbeter の場合は林業に特化した IT企業です。世界の林業事情を知っている方なら、エストニアも日本に負けず劣らず林業も盛んな地域であることを知っているはずです。日本は国土の6割が森林ですが、エストニアも国土の50%が森林です。そして、「IT × 林業」の発想から生まれたのが Timbeter です。こうして考えると、いかにエストニアらしいか(改めて)わかるはずです。
「スマート林業」という言葉が日本でも流行っているように、林業と IT は協力していくべき分野であり、Timbeter は時間・労力・余分な費用などの削減に向けて開発されたソリューションとしています。ソリューションとは日本語で「解決策」を意味し、まさに日本の林業が謳う「スマート」さとはこのことだと捉えています。林業をスマートな分野・事業にするには IT の力が必要ですが、単に IT であればいいというわけではなく、これまで問題とされてきた部分を解決することが必要です。それを考慮すると、Timbeter がいかに最適かわかるはずです。

今回、安倍首相との会談や天皇陛下の饗宴の儀に参加された、エストニアのカリユライド大統領は、一般の質疑応答のイベントや、サンリオピューロランドの小巻社長とデジタル化に関しての会談なども実現しました。一般のイベントでは、先着制だったのが、参加希望者が多すぎて抽選制になったようですが、実際に大統領に質問したのは、台湾やインドネシアなどのアジア諸外国の方たちだったようです。この点については、まだまだ日本は世界に追いついていないといえますが、まずは林業から、というふうに捉えることもできます。サイバーセキュリティーで注目しているはずが、「IT×林業」で、林業界の人たちの方がエストニアのことをよく知っている、というふうになったらおもしろくないですか? たとえ利用するあなたが直接 IT やサイバーセキュリティーと関わっていなくても、Timbeter という「IT × 林業」に注目することで、若い人たちをはじめ、世間からも、もっと目を向けてもらえるかもしれません。
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